ご挨拶
メインテーマ北の大地より、未来への第一歩
第29回日本乳腺疾患研究会 会長札幌ことに乳腺クリニック 理事・院長
増岡 秀次
このたび、第29回日本乳腺疾患研究会を、2023年3月24日・25日の2日間、札幌医科大学記念ホールにおいて開催させていただくこととなりました。当クリニック浅石和昭理事長が、2002年に第8回良性乳腺疾患研究会を北海道の地で主催後2回目となります。このような伝統と歴史のある本研究会をお世話させていただくこととなり、大変光栄に存じております。
新型コロナウイルス感染が未だ世界中に蔓延しており、収束する見込みは立っておりません。しかし「ヴィズコロナ」野外でのマスク不要との方針も出され、コロナとの共存に進みつつあるように思われます。
がん医療は大きな変革を遂げています。癌におけるゲノム診断と多数の分子標的薬剤、免疫チェックポイント阻害剤の登場により、Precision Medicineが浸透しつつあります。また多遺伝子アッセイやLiquide biopsyなどの臨床への応用など乳癌診療に新たな変化をもたらそうとしています。
このような変革の時代を踏まえ、来年のテーマは現地開催を目指し、「北の大地より、未来への第一歩」といたしました。感染の状況によっては、ハイブリッド開催、Web開催に変更する可能性もあります。
プログラムはこれからですが、一般演題の他に、教育講演、イブニングセミナー、ランチョンセミナーなどを予定いたしております。
3月の北海道は、雪もあり、まだ寒い季節ですが、北海道の味覚を十分楽しんでいただけるような懇親会も予定しております。皆様からの多数の演題応募とご参加をお待ちいたしております。